楽天トラベルとじゃらん 考え方の基本について

関連グループ企業のホテル営業について、「今の時代はインターネットでの集客」を考えなければならないとSEO対策を進める事になりました。そこから派生して、なんだかホテル宿泊サイトもいいぞみたいな話になってきています。だけど、ホテル宿泊経営のイロハも何も知らない私にとって、難しい事この上ないじゃないですか。

中々仕組みを分かりやすく教えてくれているサイトがないのでまとめてみました。

あなたは、宿泊先を調べる時はどのようにしていますか?スマホで調べてそのまま予約する人がどんどん増えています。目下市場拡大中です。例えば鎌倉に泊りがけで遊びに行きたいとなった時にどのようなワードで調べるかを考えてみます。

鎌倉 ホテル
鎌倉 温泉
鎌倉 旅館

と鎌倉を軸にして、その次のワードを持ってくる事になります。その際に出てくる検索結果を見て頂きたいのです。上位はOTAと呼ばれるホテル宿泊や旅行を全般的に取り扱う旅行会社のサイトが出てきます。



楽天トラベル、じゃらんのようにホテル宿泊やレンタカー、航空チケットなどを全般的に取り扱っている旅行会社で、店舗での営業はなくインターネット上だけで取引を行う旅行会社です。この後は分かりやすいように宿泊予約一覧サイトと呼びます。

Online Travel Agent

の略です。

電通さんが作成された資料が大変参考になります。

日本のオンライン旅行市場

によるところ、OTAの販売総額から

じゃらん、楽天トラベルのシェアが40%以上

さらに、この資料を読み解くと、

宿泊予約は75%がOTA

であり、OTA対策した方が、独自サイトのSEO対策をするよりも有利である事が分かります。

また、資料の出典が2013年となっており、海外のインバウンド需要を含めると年々さらにこの比率が高まっているのではないかと予想できます。

だって、海外からはトリバゴとか、ブッキング.comとか使うわけじゃないですか。その意味では最近じゃらん、楽天トラベルはOTA全体のシェアからみると減少傾向で、両社ともインバウンド需要にも力を入れ始めているのが実情です。

OTAの手数料率を理解するのに必要な専門用語にアロットメントと充足率という言葉があります。

allotment
割り当て、分け前、分配

予め、宿泊予約一覧サイトに登録します。最低何部屋出しますよ。出してくださいよというのがアロットメントです。

アロットメント数2部屋

実際提供する部屋1部屋

の場合は

充足率50%

という計算になります。

JTBなどの旅行会社をエージェントと呼びます。一世代前には、お金を払って代理店に販売してもらう手法でした。一度エージェントを通して販売をかけると、アロットメント数が決められ、その枠の中で販売してもらう事になります。

宿泊予約一覧サイトでは、成果報酬が基本です。宿泊予約比較サイトに掲載するのはお金がかからず、宿泊予約が入った際に料金が発生します。だいたいどの会社も10%程度が相場です。

オフライン販売網も持つ旅行会社、例えばJ○Bなどに入ってもらい、部屋をパックなどで売ってもらう時に問題になる事があります。一般受けつけの宿泊予約が混みあった場合などです。団体客により、一気に部屋がうまってしまい、足りなくなった場合は、エージェントを通して販売していた部屋を自社で購入するというバカげた話が発生します。

じゃらんにはアロットメント規定がないので、一般客がこみあったら宿泊予約比較サイトに出していた部屋数を返室してもらえばいいし、楽天トラベルでは14日前からは返室自由で、それ以前に返室させる場合には充足率を計算する必要が出ますが自分のホテルの部屋を買い戻さなければならにほどのバカげた話になりません。

allotment
割り当て、分け前、分配

英語では割り当てを意味します。いくつの部屋を割り当てるか。それによって手数料が変わってくるのが楽天トラベルです。みなさんこのアロットメントを気にして、充足率を上げられるように努力します。

楽天トラベルは、割り当て数と、実際に何部屋提供できるか、6ヵ月先までを計算し充足率を出します。充足率は、

提供する部屋数÷割り当て数(アロットメント)

で求められます。

アロットメントは施設の総部屋数によって変わります。この充足率が95%を超えると一番安い手数料7%での取引が可能になります。詳しくは楽天トラベルに資料請求いただいて細かい値を見ていただきたいのですが、手数料の計算式は以下のようになります。

条件
25部屋の施設(ホテル)の場合
Aプランで契約(アロットメント数2)
1日2部屋の提供
6ヵ月の末日までの日数が180日ある場合
アロットメント数合計360
部屋の提供ができない日数10日
提供部屋数360-20 = 340

充足率 340 ÷ 360 = 0.944

充足率94.4%

となり、95%を下回るので、手数料は7.5%になります。

ホテル宿泊予約比較サイト経由でお客様が宿泊申し込みを行う場合、宿泊代金の1~2%のポイントがお客様につきます。そのポイントにかかる費用は、手数料に上乗せされます。キャンペーンなどでポイント率が高くなっている場合の費用も同じくホテル側が支払う事になります。

じゃらんは、宿泊予約比較サイトをより魅力的に見せるためのツールとして販促サポートパックを準備しています。楽天トラベルでは標準でついている機能が、じゃらんではお金を払わないと使わせてもらえないという部分があります。

集客に大きな影響を及ぼすであろうフォトギャラリーなどです。

魅力的な写真には集客効果があります。宿泊者はホテルの施設を吟味して宿泊します。特に想い出の旅行などでは、あらかじめ最高の思い出にしたいので下調べをします。その時に、魅力的な写真が豊富にあった方が予約が入る可能性が高くなります。

じゃらんの場合無料で通常掲載できる写真はトップページの4枚です。

よく比較対象として挙げられるのが楽天トラベルですが、最大8ページまでオリジナルホームページが作成でき、その中にはフォトギャラリーも作成できます。

楽天トラベルでは、アフィリエイターに対して広告報酬もホテル側が負担します。これが1.3%になります。じゃらんは宿泊者へのポイントが高い分、こちらのアフィリエイターへの支払い負担はありません。

このため、楽天トラベルとじゃらんを比較した場合、じゃらんは手数料率は低くなっても、販促費が必要になる分固定費が必要、楽天トラベルはアフィリエイターへの支払いが乗る分、手数料が高くなる傾向があります。

都道府県別ランキング

2017年、外国人が一番来た都道府県は? 都道府県別外国人訪問数 ランキング

静岡なら修善寺

【訪日中国人】伊豆でも下田でもなく修善寺!-「行った」ランキングから

訪日外国人総数

https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/

インバウンドを狙うなら、多く訪れている国の方をターゲットにしていくといいかと思いました。

中国の人をターゲットに

中国人観光客はどんどん増えています。韓国の方が多かったのですが、2015年あたりから中国の方が一番です。パイの大きいところを狙っていくのが王道と考えます。

中国の人がよく行く場所

静岡では富士山が見え、ドラマや映画の舞台となる修善寺が人気です。伊豆の踊子、逃げ恥も中国の日本ファンに人気で聖地巡礼目的の人もいます。

中国の方の特徴

中国では冷たい料理は縁起が悪い

ビールなどの飲み物は常温で出すべき

地域による食文化の差が大きく、味の好みも異なるため、自分の好きな味に調整できるよう様々な調味料を準備した方が良い

盛り付けは多めにしたほうが喜ばれる

「観光名所に行く」が76%

中国の方が使う電子マネー

Alipay 中国シェア80%

QR決裁を気軽に対応する方法

iPadまたは、iPhoneのみで決裁できる Airpay

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